研究課題/領域番号 |
17K00243
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
知覚情報処理
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研究機関 | 前橋工科大学 |
研究代表者 |
王 鋒 前橋工科大学, 工学部, 教授 (80323046)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 温度感覚 / センサ / 焦電効果 / PVDF / ペルチエ / 触覚センサ / 焦電特性 / 熱特性 / 温度 / スマートセンサ情報システム / 接触センシング処理 |
研究成果の概要 |
本研究は、人間の接触温度感覚を模擬・実現する温感センサを開発するものである。具体的には、人間の指先接触温度感覚に関する基礎研究とセンサシステムの開発を行った。研究期間中、人間の指先接触温度感覚に関しては、異なる熱特性をもち、異なる温度下の対象物に対して人間の温度感覚の主観評価より、人間の温度感覚と対象物の温度および熱特性との関係を調べた。また、機能性材料PVDFの焦電効果を利用してセンサシステムを開発し、対象物と接触する際のセンサ出力から、対象物の温度のみならず、対象物の熱伝導率等の諸熱特性を同時に計測可能な人間の接触温度感覚を模擬・実現する温感センサを開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
人間は、同じ温度の対象物に触れるとき、対象物の材質により暖かく感じたり、熱く感じたりする。しかし既存の温度センサは、対象物の材質に関係なく、同じ温度しか感じない。すなわち既存の温度センサは、人間の接触温度感覚が実現出来ない。本研究は、初めて人間の接触温度感覚を模擬する温感センサを提案して開発する。このようなセンサは完成実用化し、将来福祉介護ロボットに装着できれば、福祉介護ロボットに人間と同様な温度感覚を持たせることを可能として、被介護者の不快や怪我を防止でき、人間により優しい福祉看護ロボットの実現に期待できる。また福祉介護ロボットのほか、人間と共存協調するロボットの実現にも期待できる。
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