研究課題/領域番号 |
17K00274
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ヒューマンインタフェース・インタラクション
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研究機関 | 大分大学 |
研究代表者 |
中島 誠 大分大学, 理工学部, 教授 (00253774)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | パーシャルコンテンツキュレーション / Visual Thinking支援 / トランスクルージョン / PC操作補助 / 協調的Visual Thinking 支援 / テーブル型ディスプレイ / ヒューマンコンピュータインタラクション / 協調作業支援 / デジタルキュレーション / Visual thinking / コンテンツキュレーション |
研究成果の概要 |
形式も用途も異なる複数の(ヘテロな)アプリケーションから,ユーザが必要な情報を含む部分(パーシャルコンテンツ)だけを集めて,情報の再構築を容易にするパーシャルコンテンツキュレーションの仕組みを提案し,実現した。任意のアプリケーションのウィンドウの部分領域だけをアプリケーション独自の機能を失わないまま抽出することが可能で,それらの整理を支援して視覚的な思考を促すことを目指した。提案した仕組みの有効性を検証するユーザスタディを通じて,デジタルデバイス上での情報収集・集約行動特性の類型化を行い,情報コンテンツの再組織化で意味のある新しいコンテンツを創造する視覚的な思考に必要な機能を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来のコンテンツキュレーションの実現方法の多くは,Webページのような統一された言語HTML等で書かれた構造化文書が対象であった。本研究は,任意の形式で保存されるPC上の情報を参照する空間的ハイパーテキストを実現するものであり,利用可能性において大きく進歩している。個別の要素(例えば,文章の段落や図等)単位で抽出する方法ではなく,アプリケーションウィンドウ上での表示位置を基にパーシャルコンテンツを特定する。どのような形式のコンテンツでも情報選択に制約を受けず,ユーザは自由に欲しい情報を欲しい分量収集できる。情報収集行動特性の検証においてユーザの行動に制約を与えない点で非常に有効である。
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