研究課題/領域番号 |
17K00293
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ヒューマンインタフェース・インタラクション
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研究機関 | 株式会社国際電気通信基礎技術研究所 |
研究代表者 |
港 隆史 株式会社国際電気通信基礎技術研究所, 石黒浩特別研究所, 研究員 (50359858)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | ヒューマンロボットインタラクション / コミュニケーションメディア / タッチインタラクション / 感情伝達 / 感情喚起 / コミュニケーションロボット |
研究成果の概要 |
本研究では,ユーザをロボットに共感させることで,ユーザの心的状態をポジティブな状態に導くことができる対話ロボットの実現を目的とした.その方法として,ロボットの情動をユーザに伝染させ,共感を誘発することを考えた.本研究では,ロボットの動きやロボットとの対話内容など,情動を伝染させるための要因について心理実験を通して明らかにした.そして,最も効果的な接触インタラクションに着目し,ユーザと一緒に映画を鑑賞し,ロボットがユーザに触れることによって共感を誘発するロボットを実現した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
人型ロボットは人とのインタラクションにおいて親和性を有しているという点において,既存の情報メディア以上に信頼感や安心感をもたらすことができるメディアとなる.ただし,そのためにはユーザの心的な状態を認識し,それに応じて適切なロボットの振る舞いを設計する必要があるが,その認識が難しいという問題があった.本研究では,ユーザをロボットに共感させるという逆のアプローチで,ユーザの心的状態を改善する方法を見つけ出した.人型ロボットによる人間支援の可能性,有効性を広げたという点で意義のある成果である.
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