研究課題/領域番号 |
17K00317
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
知能情報学
|
研究機関 | 愛知工業大学 |
研究代表者 |
伊藤 暢浩 愛知工業大学, 情報科学部, 教授 (40314075)
|
研究分担者 |
岩田 員典 愛知大学, 経営学部, 教授 (80367606)
河辺 義信 愛知工業大学, 情報科学部, 教授 (80396184)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
|
キーワード | マルチエージェントシステム / 災害救助シミュレーション / 開発フレームワーク / 実験管理システム / 3次元視覚化システム / ロボカップ / 資源割当問題 / 分散制約最適化問題 / 3D視覚化システム / 地図データ作成ツール / 災害救助 / 開発環境 / レスキュー工学 |
研究成果の概要 |
本研究では、まず災害救助問題を構成する部分問題群である、経路探索、情報探索、情報共有、クラスタリング、資源割り当ての各問題の依存関係を分析し、災害救助問題の構造化をおこなった。 次に、災害救助エージェントをシステマティックに開発可能なエージェント開発フレームワークを実現した。このフレームワークは災害救助問題を構成する各部分問題を解決可能なアルゴリズムをモジュールとして扱うことができるため、段階的なエージェント開発を実現しただけでなく、モジュールの再利用も可能とした。 更にシミュレーション実行管理システムと、シミュレーション視覚化システムを実験評価環境として統合し開発・実験評価の統合環境を実現した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
エージェント開発フレームワークにより実現に時間が必要な災害救助マルチエージェントプログラムを、段階的に開発可能にした。また他の研究者によるプログラムと、アルゴリズム単位で交換可能としたことで、大幅な開発時間の短縮を実現した。このフレームワークはロボカップコミュニティのレスキューシミュレーションの標準的なソフトウェアに採用され、世界中の研究者に利用されている。また実験管理システムや視覚化システムも公開、提供している。 また、開発した仕組みにより、多様な条件下で自動的な災害救助マルチエージェントシミュレーションを可能とし、災害救助戦略の検討だけでなく、関連アルゴリズムの研究にも活用可能とした。
|