研究課題/領域番号 |
17K00321
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
知能情報学
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研究機関 | 福岡工業大学 (2020) 九州国際大学 (2017-2019) |
研究代表者 |
正代 隆義 福岡工業大学, 情報工学部, 教授 (50226304)
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研究分担者 |
内田 智之 広島市立大学, 情報科学研究科, 准教授 (70264934)
宮原 哲浩 広島市立大学, 情報科学研究科, 准教授 (90209932)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 計算論的学習理論 / 質問学習 / 帰納推論 / 機械学習 / 形式グラフ体系 / 形式グラフ言語 / グラフパターン / グラフアルゴリズム / 正則パターン / 分布学習 / 計算論的学習 / グラフマイニング / データマイニング |
研究成果の概要 |
形式グラフ体系(Formal Graph System, FGS)とは、グラフパターンを項とする論理プログラムである。本研究課題では、質問学習モデルを用いて、形式グラフ体系が定義するグラフ言語の多項式時間学習可能性を議論した。プリミティブ形式順序木体系(pFOTS)とは、ラベル付き順序木言語を定義する形式グラフ体系である。これは順序木言語の背景知識の表現に適している。本研究課題では、pFOTSによる順序木言語のクラスが質問学習モデルにより学習可能となる背景知識の条件を示した。さらに、正則パターン言語のクラスを質問学習モデル上で同定する線形時間学習アルゴリズムを提案した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題では、計算論的学習理論における主要な学習モデルのうちAngluin(1988)の質問学習モデルを機械学習アルゴリズム設計と解析のためのベースとした。質問学習モデルは質問を用いた学習の数学モデルであり、巨大なデータベースから特徴的なパターンを質問を手段として抽出するためのデータマイニングのモデルとみることができる。質問学習モデルでは、仮説に関する質問に答える教師(オラクル)に対する質問回数により計算の複雑さが評価される。効率の良い学習アルゴリズムを質問学習モデル上で提案した本研究結果はグラフ構造データに対する理論的かつ実用的な機械学習技術の基盤となる。
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