研究課題/領域番号 |
17K00387
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
感性情報学
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研究機関 | ものつくり大学 |
研究代表者 |
三井 実 ものつくり大学, 技能工芸学部, 准教授 (70535377)
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研究分担者 |
野澤 昭雄 青山学院大学, 理工学部, 教授 (70348465)
石川 智治 宇都宮大学, 工学部, 准教授 (90343186)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 空気覚 / 空気流発生装置 / 体性感覚 / 主観評価実験 / 圧電振動素子 / 感応評価実験 / 冷感 / Air Media Technology / 感性・官能評価 / 生体計測 / 応用メディア |
研究成果の概要 |
先行研究で開発した空気流発生装置を機能向上した.圧電振動素子を用いて,省エネ化し,電気―空気変動変換方法を検討した.さらに,空気流で飛ばす空気の温度をコントロールしたり,加湿させたりする仕組みを構築した.また,3次元空間の空気流場を測定するため,超音波センサを用いた測定システムの試作を行った. 一方で空気流発生装置を用いた感応評価実験では,空気流発生装置による空気流刺激と,一般的な扇風機による風と比べると,空気流発生装置による空気流は冷感を伴うことがわかった.さらに,触覚刺激に対して敏感な被験者が空気覚刺激に対しても敏感であることが示された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究プロジェクトで開発された空気流発生装置は,空気の塊を遠くに飛ばせる機能を有する.現行では飛ばす空気の温度・湿度のコントロールが可能になりつつあり,これを応用すれば香りなどを含んだ空気も飛ばせることになる.したがって,エンターテイメントにおける刺激発生装置に応用できる.本システムによる空気流刺激は,一般的な扇風機にくらべて被験者に冷感を伴わせたことから,エアコンの風力発生部や送風扇にも応用できる. 以上より,本研究は「空気覚」という新たな感覚の特性を明らかにし,エンターテイメントや市販のシステムに応用できる可能性を示唆できた.
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