研究課題/領域番号 |
17K00426
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生命・健康・医療情報学
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研究機関 | 国立研究開発法人国立循環器病研究センター |
研究代表者 |
井上 学 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 病院, 医長 (60439362)
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研究分担者 |
豊田 一則 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 病院, 副院長 (50275450)
古賀 政利 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 病院, 部長 (30512230)
山上 宏 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 病院, 医長 (00455552)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 急性期脳梗塞 / CT / 灌流画像 / 再灌流療法 / 脳神経疾患 / 放射線 / 脳・神経 |
研究成果の概要 |
当初の計画に沿って3年間順調に研究が進んだ.当施設では年間脳梗塞症例が約700例あり,CT造影灌流画像の有用性が院内でも高まり,急性期の再灌流療法の適応に検討された.2019年に改定された欧米の脳卒中治療ガイドラインでも灌流画像を使用して安全に再灌流療法を行うよう記載があり,また発症時間も延長できるエビデンスに基づき国内でもガイドラインの改定が進んでいる.本研究は日本人の急性期脳梗塞の再灌流療法の灌流画像評価研究のデータとして与えるインパクトは大きく,灌流画像ソフトを国内の急性期脳梗塞の標準ツールとして組み込むことに貢献できたと考える.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
急性期脳梗塞に対してCT造影灌流画像を撮影することで,MRIが撮像できない症例に対しても脳梗塞の判定が可能になり,経静脈的血栓溶解療法や機械的血栓回収術に安全に臨むことができるようになった.本ソフトを利用した研究は本邦初であり,研究期間中に薬機法にて本ソフトRAPIDは国内でも承認を受けている.本研究をもとに,急性期脳梗塞の治療対象患者を増やすべく,実臨床での国内での多数の使用が大いに期待できる結果となった.
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