研究課題/領域番号 |
17K00438
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ウェブ情報学・サービス情報学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
笠原 秀一 京都大学, 学術情報メディアセンター, 特定講師 (00784191)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 観光情報学 / 機械学習 / 逸脱行動検知 / 異常検知 / GPS移動軌跡 / GPS軌跡解析 / 迷子検知 / サービスコンピューティング / 情報学 / サービス工学 / 意思決定支援 / エージェントシミュレーション |
研究成果の概要 |
本研究では,国内外で大きな問題になっていたオーバーツーリズム問題に注目し,情報技術を用いてその解消に取り組んだ.観光行動は,事前に入手した観光地の静的な情報をもとに設定された旅行計画におおむね従いつつ,観光地の実時間状況に応じてダイナミックに変化する行動である.情報の適切な提示によって旅行者の行動を変容させ,混雑を緩和させることで旅行者と地域住民の満足度を共に向上させることを目指した.具体的には,実時間情報に基づいた旅行者行動モデルの構築と,目的地を事前に入力させることなく逸脱行動を検知する手法の開発を行なった.また,地域観光情報基盤のデザインも行い,地域や研究コミュニティでの議論を深めた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
不動産価格の高騰などを通じて地域コミュニティを壊しかねないオーバーツーリズムの弊害を抑えるため,人の行動を予測し,変容を促すことで集中を緩和する技術の社会的意義は大きく,観光以外の分野への応用も期待できる.学術的にも,リアルタイム情報を元に,目的地が分からなくても迷子を含めた逸脱を検知できる技術には新規性がある.
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