研究課題/領域番号 |
17K00505
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
学習支援システム
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研究機関 | 熊本大学 (2018-2020) 明石工業高等専門学校 (2017) |
研究代表者 |
石田 百合子 熊本大学, 教授システム学研究センター, 特定事業研究員 (40770855)
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研究分担者 |
松葉 龍一 熊本大学, 教授システム学研究センター, 准教授 (40336227)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 実践体験型教育 / PBL / サービス・ラーニング / アクティブ・ラーニング / 評価方法 / FD / ジョブエイド / サービスラーニング / アクティブラーニング / 教育工学 / 情報学 / 教授スキル / 学習評価 / 経験学習 |
研究成果の概要 |
本研究は、「実践体験型学習」での学生主導の学びを実質化すべく、個々の経験則に留まり、形式知化されていなかった、教員に必要なスキルや授業設計・運営のノウハウを実践事例から抽出し、データ蓄積を行う仕組みの構築を目指すものである。2つの工学系高等教育機関にて、プロジェクト型学習(PBL)実践の参与観察、アンケートおよびインタビュー調査を行った。当該調査データを用いて、授業設計・運営を改善する観点で収集すべき情報の整理を行い、プロジェクトマネジメントと学習者中心の教育理論の観点で、教員に必要なスキルを分析した。そして授業設計・運営に役立つ情報を搭載した、授業改善方策システムのプロトタイプを開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、教員が自ら担当する授業の設計・運営を見直すために、どのような情報を蓄積していくとよいのかの項目整理ができた。またPBL実践に関する2つの事例の調査から、教員や企業等の外部協力者が、学生たちによる真正性の高い活動の維持をしつつ、学習目標達成に向けた個々の学生への支援を両立するには、プロジェクトマネジメントにおける各プロセスに応じて、既有知識の活性化促進、例示やフィードバックの使い分けをしたり、その量を調整する必要があることが示唆された。本研究で得られた知見や開発したプロトタイプは、今後、教員のPBL運営スキル向上を目指す教育プログラム開発を行う際の足掛かりになるものと考える。
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