研究課題/領域番号 |
17K00520
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境動態解析
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研究機関 | 島根大学 |
研究代表者 |
大谷 修司 島根大学, 学術研究院教育学系, 教授 (50185295)
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研究分担者 |
林 昌平 島根大学, 学術研究院環境システム科学系, 助教 (20725593)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 南極 / 土壌藻類 / 培養株 / 形態分類 / 遺伝子解析 / 長期動態 / 昭和基地 / 種組成 / 経年変化 / 環境解析学 / 環境動態解析 / 土壌藻類群集 / 長期動態解析 |
研究成果の概要 |
南極昭和基地周辺から9年間の環境モニタリング研究で藍藻、黄緑藻、緑藻の培養株を保存してきた.これらの培養株には形態からの分類が難しく属レベルで同定が留まっているものが多く存在していた。種までの分類が増えることは藻類群集の精度を上げることになるため、この3年間、同定が属レベルの株ついて,形態による分類学的研究と遺伝子による系統解析によって種までの同定を試みた。特に黄緑藻については類似種が多く分類が難しいことから集中して研究を行った。形態では区別が難しい場合も、遺伝子解析の結果と合わせることにより、種が確定できたり、未記載種であることが明確になった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
南極での土壌環境監視を目的とした土壌藻類の9年間にわたる計8定点での長期モニタリングは,我々の知る限りでは申請者らの研究以外に実施されていない。保存した藍藻,黄緑藻,緑藻の培養株について形態分類と遺伝子解析の研究で、種を確定できたり、未記載種を明らかにすることができた。 本研究3年間の分類学的研究の成果を9年間の長期データと照合することで、今まで以上に昭和基地周辺の土壌藻類群集構造の変化を明瞭にとらえることができ、土壌環境による種組成の違い、同じ地点に継続して出現する種、年変動が大きい種、生物指標種が明らかとなった。
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