研究課題/領域番号 |
17K00568
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線・化学物質影響科学
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研究機関 | 島根大学 |
研究代表者 |
日吉 峰麗 島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 助教 (30363162)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | D-ドーパクロムトートメラーゼ / 四塩化炭素 / 肝傷害 / プロテオミクス / 生体影響 |
研究成果の概要 |
D-ドーパクロムトートメラーゼ(DDT)に対する新規修飾物質の正体を、質量分析を用いて明らかにした。修飾物質の正体は、四塩化炭素の代謝産物と生体内低分子化合物が組み合わされたものであった。動物組織の中から初めて、質量分析を用いて明確に修飾を評価できた。ラット肝臓から抽出したすべてのタンパク質を対象に解析した結果、この物質はDDTおよびそのファミリータンパク質に対し、選択的に修飾していることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日常的な曝露が懸念されるクロロホルムは、浄水処理過程の塩素処理により生じる有毒物質である。クロロホルムは四塩化炭素と同じ代謝過程を経て、同じ代謝産物を生じることから、DDTおよびそのファミリータンパク質に対し、同じ代謝産物を修飾すると考えられる。学術的には、両タンパク質への選択的な修飾が、毒性影響の中で見出されたことに意義があり、社会的には、両タンパク質への修飾レベルの解析がクロロホルム等の潜在的な曝露の評価に有用となる可能性がある点に意義がある。
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