研究課題/領域番号 |
17K00574
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線・化学物質影響科学
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研究機関 | 第一薬科大学 |
研究代表者 |
原口 浩一 第一薬科大学, 薬学部, 教授 (00258500)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 体内動態 / 臭素化合物 / 海藻 / 天然化合物 / 曝露量 / GC/MS / 母乳 / ヒト / 残留 |
研究成果の概要 |
ヒトや海洋哺乳動物に蓄積する臭素化ビフェノール(OH-BDE)が食物連鎖を通じてヒトへ曝露される経路を検証するために、海藻や海洋生物(鯨類、魚介類)およびヒトの食事・母乳についてOH-BDEの分布特性を調べた。海藻(Sargassum sp.)に分布するMeO-BDEはヒトP450(CYP2B6)により脱メチル化されることが分かった。海藻由来のOH-BDEは、生物濃縮によりMeO-BDEとして鯨類や魚介類に残留しており、食事を通じてヒトに曝露され、脱メチル化体(OH-BDE)として血液や母乳に残留することが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ヒトや海洋哺乳動物には残留性有機汚染物質(POPs)と同レベルで天然由来の臭素化ビフェノール類(OH-BDE)が広範囲で検出されている。本研究では、海藻由来のOH-BDEのメチル化体が、食物連鎖により魚介類やヒト食事に検出されること、またヒトに取り込まれたMeO-PBDEは容易に脱メチル化されやすいことを明らかにした。OH-BDEは、抗菌・抗酸化能や内分泌かく乱性を有すると考えられ、そのヒト影響研究の基礎資料となる。
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