研究課題/領域番号 |
17K00591
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境技術・環境負荷低減
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研究機関 | 秋田大学 |
研究代表者 |
加藤 純雄 秋田大学, 理工学研究科, 教授 (50233797)
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研究分担者 |
小笠原 正剛 秋田大学, 理工学研究科, 准教授 (40431613)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | アパタイト / 触媒 / 非貴金属 / 調製法 / 金属イオン / 析出挙動 / 金属析出 / チャネル / 結晶構造精密化 / 大気汚染防止・浄化 / 排ガス浄化 |
研究成果の概要 |
本研究では排ガス浄化用触媒材料の開発を目的として,アパタイト型リン酸塩へ銅,鉄などの非貴金属イオンを導入し,活性種として再析出させた複合金属触媒の調製法の検討を行った。その結果,目的の金属水溶液を担体に含浸後熱処理を行う方法で,アパタイト型構造のチャネル内に銅イオンと同時に鉄またはニッケルイオンが導入できることを見出した。また,導入した金属イオンの種類によって析出温度が異なることを見出し,チャネル内に固溶したイオン間で相互の析出挙動に影響を及ぼすことを明らかにするとともに,新規な材料の調製法を提案することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
非貴金属を用いた自動車排ガス浄化用触媒材料の調製を目的として、複数の金属種をハイドロキシアパタイトに導入し再析出することによる新規な複合化プロセスの開発を行った。その結果、銅、鉄およびニッケルイオンについて金属種を析出させるための温度と雰囲気の条件が明らかとなった。この知見は非貴金属を活性種とする排ガス浄化触媒の高活性化と省貴金属化のための指針となるものである。
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