研究課題/領域番号 |
17K00711
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
デザイン学
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
永瀬 彩子 千葉大学, 国際教養学部, 准教授 (80544535)
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研究分担者 |
小山 慎一 筑波大学, 芸術系, 教授 (40420913)
野村 昌史 千葉大学, 大学院園芸学研究科, 准教授 (50228368)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 生物多様性 / 都市の生物多様性 / 都市緑化 / 都市養蜂 / 花粉分析 / 環境教育 |
研究成果の概要 |
本研究は、都市養蜂を通じて都市緑化を促進し、生物多様性の意識向上を目的として行った。セイヨウミツバチが採集する花粉の分析および養蜂箱周辺の現地調査により、都市におけるミツバチの植物利用の季節変化および場所による違いが明らかになった。さらに、セイヨウミツバチと自生種のハチの分布を調査することにより、野草地と花壇のハチの多様性への貢献が明らかになった。さらに、ミツバチプロジェクトの意識調査により、ミツバチプロジェクトに関する評価やミツバチの生態に関する意識に関する基礎データを得ることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
都市養蜂では、ミツバチは、養蜂箱周辺の雑草や街路樹を花粉源としてよく利用していることが示された。また、養蜂箱付近を緑化する際、ミツバチが土壌を水源としても利用できるように十分に潅水し、比較的小さな花をつける蜜源植物を開花時期が重ならないように植えることが効果的である。また、ミツバチのみならず自生種のハチの生息地を確保するため、花粉源や蜜源を用いたビーガーデンやはらっぱの導入など、新しい都市緑化のあり方を考察する必要が示された。また、都市養蜂の認知度は比較的低いため、生物多様性の理解向上のためにも都市養蜂を通じて地域の植生の理解を促すような活動が望まれる。
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