研究課題/領域番号 |
17K00760
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
家政・生活学一般
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研究機関 | 三重県立看護大学 |
研究代表者 |
大平 肇子 三重県立看護大学, 看護学部, 教授 (20259386)
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研究分担者 |
齋藤 真 三重県立看護大学, 看護学部, 教授 (70178482)
市川 陽子 三重県立看護大学, 看護学部, 助教 (30805453)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | テレワーク / 月経周期 / 夜間労働 / 卵胞期 / 黄体期 / 生体負担 |
研究成果の概要 |
テレワークは女性の柔軟な働き方を可能にする一方で、夜間労働や長時間労働になることが懸念されている。本研究では、女性テレワーカーの生活に関するアンケートおよびインタビュー調査、月経周期による夜間作業時の生体負担に関する実験を行った。その結果、女性テレワーカーは仕事への渇望と家族への罪悪感による葛藤があり、健康管理は自分の責任で行うことが明らかとなった。実験の結果から、月経周期における黄体期は、夜間のテレワークによる疲労等の生体負担が大きくなり、睡眠の質を低下させることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
女性のテレワーカーは、育児と仕事の両立など在宅での仕事量が増え、過重労働となることが懸念される。テレワークには【生活、仕事に裁量と自己の責任】【不規則な生活と自分に委ねられる健康管理】が求められ、月経との関連では、『月経周期に合わせた仕事の調整ができる』一方、『月経前の不調を感じるがコントロールが難しい』ことが分かった。さらに、黄体期における夜間テレワークの生体負担が大きく、睡眠への影響が明らかになったことは学術的に高い意味を持つ。今後のテレワークによる健康的な働き方への提言に寄与する研究である。
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