研究課題/領域番号 |
17K00775
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
家政・生活学一般
|
研究機関 | 武庫川女子大学 |
研究代表者 |
竹本 由美子 武庫川女子大学, 生活環境学部, 准教授 (90581926)
|
研究分担者 |
谷 明日香 四天王寺大学短期大学部, その他部局等, 准教授 (30413446)
澤渡 千枝 武庫川女子大学, 生活環境学部, 教授 (70196319)
小野寺 美和 甲南女子大学, 人間科学部, 准教授 (90523762)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
|
キーワード | 蓄光 / プラズマ加工 / 親水性 / スマートテキスタイル / 快適性 / 消費性能 / 視認性 / 蓄光素材 / 蒸れ感 |
研究成果の概要 |
電力がなくても自ら発光する蓄光布を衣服に用いることで、災害時や夜間歩行時に着用者の安全性だけでなく、快適性も実現するスマートテキスタイルの創製を目的に研究をおこなった。蓄光布を衣服材料に用いる場合は、摩擦による外力の影響に配慮が必要であることがわかった。衣服内部で発生する蒸れ感を軽減するため、蓄光布への低温プラズマ加工によって親水性を付与した。その結果、水分移動特性が改善し、熱移動特性や風合い、りん光輝度には影響を与えず、衣環境の快適性を実現する蓄光材料として有効であることが確認できた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
災害時の避難誘導灯などは停電を想定し、光を蓄え自ら発光する蓄光材が多用されているが、蓄光材を普段着に使用することは少なく、本研究の蓄光糸や蓄光布を衣服に使用することで、予期せぬ災害時に救助する側もされる側も短時間で認識が可能になる。また、普段着への蓄光布の使用を想定した場合、着用者の衣環境の快適性も重要である。蓄光性能へ影響を与えない表面加工法を用いて親水性を付与することを新たに試み、着用者が安全で快適な衣服材料を創製することによって、蓄光性能を備えた衣服の普及に貢献できる。
|