研究課題/領域番号 |
17K00807
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
衣・住生活学
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研究機関 | 呉工業高等専門学校 |
研究代表者 |
大和 義昭 呉工業高等専門学校, 建築学分野, 教授 (20450140)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 着衣熱抵抗 / clo値 / サーマルマネキン / 定温度制御 / 定放熱制御 / 体温調節機構 / 姿勢 / 定放熱制御サーマルマネキン / 定温度制御サーマルマネキン / 日本人 / 温熱環境評価 |
研究成果の概要 |
人体を用いたclo値測定方法を検討するため,同一の衣服組み合わせのclo値を人体を用いた方法とサーマルマネキンを用いた方法とで測定,比較した.人体による方法で求めたclo値が定温度制御のサーマルマネキンで求めたclo値よりも小さくなることを改めて示した. また,制御方法だけを定温度制御と定放熱制御に変えた同一のサーマルマネキンで,同一の衣服組み合わせのclo値を測定した.同一の衣服でも制御方法によりclo値に違いがあることを示し,制御方法間の関係式を導いた.人体を用いた方法と定温度制御マネキンで求めた方法でclo値が換算可能になる可能性と,さらに人体を用いたclo値測定方法の可能性が示された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
人体を用いたclo値測定方法の可能性を示した.人体を用いて測定可能となれば,サーマルマネキンのような特別な測定機器を使わずに,clo値を測定できるようになる.,臥位や平座位の姿勢がとられている日本の住宅内の精度良い温熱環境評価のために必要不可欠な様々な姿勢でのclo 値を,より多くの研究者・技術者がより簡便に測定可能になる.また,従来のclo値測定では無視されてきた人体からの潜熱放熱を考慮することも可能となる. また本研究は,従来ほとんど考慮されてこなかった“定温度”や“定発熱”などサーマルマネキンの制御方法の違いによるclo 値測定結果の違いを定量的に示した.
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