研究課題/領域番号 |
17K00815
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
食生活学
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研究機関 | 滋賀大学 |
研究代表者 |
久保 加織 滋賀大学, 教育学部, 教授 (10190836)
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研究分担者 |
森 太郎 滋賀大学, 教育学部, 准教授 (90725053)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
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キーワード | 伝統野菜 / 在来野菜 / 調理 / 栽培 / 栄養価 / 機能性 / 嗜好性 / 食育 / 学校教育 / 食文化 / 食品 / 食素材 / 伝承 |
研究成果の概要 |
日本の伝統的な食事を支えてきた伝統野菜を含む在来野菜(以下、在来野菜という)の栽培条件の検討を行い、収量の向上、作期の拡大、連作障害の改善の検討を行った。また、F1品種を同時期に栽培して対象作物とし、嗜好性と機能性の一つである抗酸化性について検討した。その結果、生、加熱調理後のいずれにおいてもF1品種と在来作物間に大差がないことが明らかになった。小学校の生活科および総合的な学習の時間における在来野菜を学習材とした授業プログラムを開発し、実践した。本プログラムは、児童の気付きを高め、地域への愛着、達成感、充実感を醸成するものであると評価できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本の伝統的な食事は、気候・風土に適した作物を生活や嗜好に合うように調理して食するために先人が知恵をはたらかせて作り上げたものであり、価値のある継承すべきものである。ところが現在、伝統的な食事が家庭や地域で伝承されにくい状況にある。本研究では、伝統的な食事を支える在来野菜に着目し、その栽培条件を検討して収穫の安定化を図るとともに、生、調理後の収穫物が同種のF1品種と嗜好性や機能性の一つである抗酸化性から大差ないことを明らかにした。さらに、開発した学校教育における在来野菜を学習材とする学習プログラムは、伝統文化の継承に有効であり、今後も学校現場での活用が期待される。
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