研究課題/領域番号 |
17K00864
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
食生活学
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研究機関 | 甲南女子大学 |
研究代表者 |
柴田 克己 甲南女子大学, 医療栄養学部, 教授 (40131479)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 2-オキソ酸 / アミノ酸 / B群ビタミン / 尿 / 機能性生体指標 / 栄養指導 / 栄養評価 / B-群ビタミン / ビタミン / フレイル / 筋肉 / 生体指標 / ビタミンの必要量 / ビタミンの不足 / ヒト / 疲労 / エネルギー産生栄養素 / 乳児栄養 / ビタミン栄養 / アミノ酸栄養 |
研究成果の概要 |
① 栄養失調時のモデル実験として,糖尿病ラットの尿中2-オキソ酸排泄量パターンの特徴を解析した.特徴的なことは,筋肉で代謝される分岐鎖アミノ酸由来の2-オキソ酸排泄量が,正常ラットの対照群と比べて,顕著に高くなっていた.つまり,糖尿病時では分岐鎖アミノ酸の異化代謝の抑制が観察された. ② すでに終了していた未整理の若年女性を対象としたビタミン補充実験の解析を行った結果,既報の再現性が確認できた. ③ 若年女性を対象として,2-オキソ酸排泄量の高い層にビタミン補充後,投与中止後の変動を調べたところ,補充すると速やかに正常値にまで低下すること,補充を中断すると再び上昇することが分かった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
人生100年時代,寿命の限界まで20歳台の体力と美貌で生き抜くためには,食べた物の栄養評価に基づいて,食べた人の栄養評価を行う間接的な栄養指導方法に限界がきている. 食べた人側の情報に基づく直接的な栄養指導方法として,尿中の2-オキソ酸を網羅的に測定して栄養評価を行い,その結果に基づいて個々人に適した栄養指導を行うという提言である. 尿は非侵襲的な生体指標である.2-オキソ酸はエネルギー産生系で処理される時に生成する中間代謝産物である.エネルギー産生がスムーズでない時,いわゆる栄養失調時に体内に蓄積し,その結果,尿中への排泄量が増大する,体内の栄養バランスが調和してくると正常値にまで低下する.
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