研究課題/領域番号 |
17K00867
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
食生活学
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研究機関 | 大阪府立大学 |
研究代表者 |
神谷 重樹 大阪府立大学, 総合リハビリテーション学研究科, 教授 (60379089)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 機能性食品 / 歯周病 / 未利用食品資源 / 抗菌作用 |
研究成果の概要 |
未利用食品資源由来のプルニンラウリン酸エステルが慢性歯周病の病原細菌であるPorphyromonas gingivalis (P. gingivalis)に対して増殖阻害やバイオフィルム形成阻害を含む抗菌作用を持つことを見出した。また歯周病感染モデルマウスにおいて、プルニンラウリン酸エステルを含む飼料を給餌したところ、P. gingivalis感染による歯周病による歯槽骨の骨吸収の抑制傾向が認められた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
歯周病は全ライフステージにおいて適切な予防をすることが重要な疾患であると言われている.しかしながら,世の中に流通している口腔衛生用品は殺菌を目的とした刺激の強いものが多く,高齢者や幼少児には使用しづらいものが多い.本研究では天然の未利用食品資源由来のプルニンラウリン酸エステルが試験管レベル及び生体内レベルの歯周病抑制効果を持つことが明らかになった.これらの知見は,天然物質由来であることから刺激の弱いという利点を活かした,高齢者や幼少児を含む全ライフステージの人々が使用しやすい口腔衛生用品の開発に有用であると考えられる.
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