研究課題/領域番号 |
17K00879
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
食生活学
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
家崎 貴文 順天堂大学, 保健医療学部, 先任准教授 (10348956)
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研究分担者 |
渡邉 マキノ 順天堂大学, 医学部, 准教授 (00255655)
柿木 亮 順天堂大学, スポーツ健康科学部, 非常勤助教 (70614931)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | マグネシウム欠乏 / 高血圧 / 血管収縮 / 血管平滑筋 / 心不全 / マグネシウム欠乏症 / 高血圧症 / 血管トーヌス |
研究成果の概要 |
マグネシウム(Mg)欠乏は心不全や高血圧など、種々の心血管疾患の発症に関与していることが報告されているが、Mg欠乏状態における血管の反応性に関しては十分には検討されていない。本研究の目的はMg欠乏が全身の血圧と血管の反応性に及ぼす影響を検討することである。慢性的Mg欠乏モデル動物を用いた研究の結果、重症のMg欠乏により貧血や高血圧が引き起こされることが示され、心不全や脱毛、皮膚病変等の合併も認められた。高血圧発症のメカニズムとしては、導管血管における血管平滑筋の過収縮によるものではなく、細動脈レベルにおける血管緊張の増強や心不全に対する何らかの代償機転等の可能性が考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
慢性的Mg欠乏状態における血管の反応性に関しては現在まで十分には検討されておらず、本研究により血管の反応性と血圧の変動との因果案系を明らかにし、心機能や個体全体としての症状・徴候も同時に考慮することにより、Mg欠乏と高血圧発症との関連の全体像を明らかにすることは、臨床栄養学と基礎医学研究との橋渡しとなる研究となり得ると考えられる。
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