研究課題/領域番号 |
17K00944
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
食生活学
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研究機関 | 広島女学院大学 |
研究代表者 |
市川 知美 広島女学院大学, 人間生活学部, 教授 (70412278)
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研究分担者 |
二川 浩樹 広島大学, 医系科学研究科(歯), 教授 (10228140)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 食事 / 摂取時刻 / 歯周炎 / 口腔細菌叢 / 腸内細菌叢 / 脂肪 / 食物繊維 / 細菌叢 / 栄養学 / 食行動 / 歯周病 / 時間栄養学 |
研究成果の概要 |
食事の質と摂取時刻の異なる試験食による短期間の介入は、若年女性の歯周状態および全身の炎症状態に影響を与えるレベルではなかったが、口腔内の歯周病菌は、バランス食を規則正しく食べる群よりも高脂肪低食物繊維食かつ夜遅く食事をする群で増加する傾向がみられた。また、8020ヨーグルトを1日1個加えた場合では、食事の質および摂取時刻の違いによる口腔内の細菌組成の差はなく、8020ヨーグルトを摂取しないバランス食を規則正しく摂取した群との差もみられなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
歯周病は歯周病菌が血液中に流入することで全身に炎症を招き、糖尿病や動脈硬化などの生活習慣病の誘発や重症化に関与している。また歯周病は日々の食生活とも関連する可能性があるが詳細は明らかとなっていない。本研究は生活習慣病を招きやすい高脂肪低食物繊維の食事と夜遅い食事の組み合わせが歯周に与える影響を明らかにしようと試みたものである。口腔および腸内細菌叢は個人差が大きく、明確な変化を捉えることが難しかったが、高脂肪低食物繊維食で夜遅い食事は、歯周病菌の増加に少なからず関与した可能性が示唆された。
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