研究課題/領域番号 |
17K00965
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
竹下 欣宏 信州大学, 学術研究院教育学系, 准教授 (00578271)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 地学教育 / 長野県デジタル地質図2015 / 大地の生い立ち / 河原の石ころ / 岩石標本 / イラスト / 地域密着 / 教材 / 地学教材 / 地質図 / 石ころ / 標本 / データベース / 河原 / 地質データベース / 河床礫 / 科学教育 / 地質学 / 防災・減災 |
研究成果の概要 |
地質図は大地のつくりと歴史(でき方)を可視化した優れた主題図であるが,地学の教材としてほとんど利用されていない.本研究では,長野県デジタル地質図2015と身近な素材である河原の石ころ(岩石のかけら)を用いて大地の生い立ちを学ぶための地学教材の開発を目指した.地質図の使い方や岩石の鑑定法のほか,長野県内の主要な9河川の石ころを使った岩石標本を作成するとともに12種類の石ころに秘められた大地の歴史をイラスト化し,小中学校の教員を主なターゲットとした地域密着型の地質データベースを構築して公開した(https://www.shinshu-u.ac.jp/project/chishitsuzu/).
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
長野県内の教員、自然系博物館の学芸員と連携し,長野県デジタル地質図の活用法や岩石の鑑定法だけでなく,長野県内の主要な9河川の河原の石ころを利用した岩石標本の作製や石ころに秘められた大地のストーリーをイラスト化することで,地層や岩石の分野に苦手意識を持つ小中学校の教員にも気軽に親しみをもって利用してもらうことができる地域密着型の地質データベース(ホームページ)を構築した.本研究の成果(標本やイラスト,石ころと地質図の関わり)を長野県総合教育センターの現職教員向けの講座や小中学校の理科の授業、博物館の企画展示で活用し,地質図に表現された大地の生い立ちについて普及することができた.
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