研究課題/領域番号 |
17K00987
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 常葉大学 |
研究代表者 |
坂本 正彦 常葉大学, 教育学部, 准教授 (60779510)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 問題解決 / 授業設計 / 問題事象の確認 / 解決計画の協議 / 振り返りと知見の整理 / 数学的活動 / 授業設計チャート / 生徒の発言 / 生徒の行為 / 探究過程 / 教材研究 / 主体的な活動 / 授業改善 / 全国学力学習状況調査 / 数学的活動の実現 |
研究成果の概要 |
数学学習において,問題解決の重要性は前後まもなく主張されたが中等教育においては未だに実現できているとは言いがたいのが現状といえる。そこで,まず現場の先生方の状況を調査し,そこでの問題点のに解決に当たり,筆者自身が中学学生を指導する機会を得つつ,何をすることが必要なのかを仮説検証の形で実践してきた。その結果,授業設計のためのフローチャートを筆者自身の実践を通して現在の形としてまとめることができた。問題解決の授業の為には,まず教師が取り上げる題材に対する探求が重要であると感じたが,そのように深く教材を研究した題材であれば,Polyaの問題解決の段階に従って授業を展開できることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ず,筆者が参観した多くの学校現場である中学校や高等学校の数学の授業では,相変わらず,知識注入,反復練習による授業展開が見受けられる。静岡のある公立の中学校では,教師が一方的に解説し,生徒は一言も発言が無かった授業もあった。 一方,多くのそのような授業を受けてきた教員は,それではよくないと分かりながらも具体的にどうしたらよいかについて解を持たないままに教室に向かっている。そのような状況を少しでも改善するために,生徒が主体的に数学を探求する授業を設計したり,その授業を展開していくために一つの示唆を与えると考えられる本研究は教育的な意義を持つと考える。
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