研究課題/領域番号 |
17K00994
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 小山工業高等専門学校 |
研究代表者 |
伊澤 悟 小山工業高等専門学校, 機械工学科, 教授 (00232223)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 工学教育 / 教材開発 / 材料力学 / 実験教材 / 学習到達度 / 科学教育 |
研究成果の概要 |
本研究では、力学教育における力と変形の理解向上を目的として新しい教材開発を行った。ここでは「見える化」実験教材を独自に開発し、座学科目の中に実験教材を組み入れた教授法を用いて、学習者の理解やモチベーション向上と工学的センスの養成を目指した。また、演習力養成を図るための記述式演習ノート、自学が可能となるオンライン用教材の開発も行った。この教材学習を通じて、学習者が教科書で学ぶ概念の理解および力学に対する興味向上の面で大きな教育効果が見られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
機械工学の中で重要な力学科目において、理論中心の講義が進み数学化した力学教育になる傾向が進むと、学習者のモチベーションや工学的なセンスの低下に対する懸念がある。本研究では、理論中心の座学と実験とを補完するような「見える化」教材、演習力養成を前提とした演習ノート、自学を可能とするオンライン教材の3要素を組み込んだ総合的な教材開発を行った。本研究を通じた、座学科目への効果的な教材を組込んだ総合力養成のための教育システムの構築は、工学教育のモデルとして学術的にも意義が深い。
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