研究課題/領域番号 |
17K01081
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
康 敏 神戸大学, 国際文化学研究科, 教授 (60290425)
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研究分担者 |
大月 一弘 神戸大学, 国際文化学研究科, 教授 (10185324)
柏木 治美 神戸大学, 大学教育推進機構, 教授 (60343349)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | ライティング支援システム / CALLシステム / プロセスライティング / 自然言語処理 / 構文解析 / FonF / 推敲 / 形成的フィードバック / 品詞情報 / 単語抽出 / 教授学習支援システム |
研究成果の概要 |
本研究は、作文の産出過程に焦点をあて、自然言語処理技術を活用し、従来の作文産出後の添削方式と異なった推敲過程重視の新しいタイプの外国語学習者作文支援システムを開発・評価し、その有効性の検証を行ったものである。システムはプレライティング過程、書く過程と推敲過程に分かれた作文過程というプロセスライティングの各過程に対応している。リーディングが作文に与える影響を数値化する手法を提案すると共に、作文の誤りの自動検出により、推敲過程において学習者による作文誤りの訂正や修正を促し、誤りの軽減を図っている。評価によってシステムの有効性を確認したと同時に実践的運用について必要な改善点も明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本人英語学習者のライティングにおける問題は、自由英作文の添削における文法上誤用の多さなどにあると言われている。作文過程において、これらの問題に関わる誤用が少しでも減れば、教師による添削作業も軽減できる。ライティング指導は外国語学習に関する4 技能のうち最も質と量が同時に求めれらる作業である。その作業の一部がコンピュータシステムによって担うことができれば、ライティング指導の質の向上につながる。開発システムは、CALL 授業での実践的利用を通してその有効性が明らかになれば、本研究はライティング授業の大いなる改善につなげるものだけでなく、ICT を活かした外国語教育に大きく寄与するものとなる。
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