研究課題/領域番号 |
17K01118
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
平井 佑樹 信州大学, 学術研究院総合人間科学系, 准教授 (80640945)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | CBT / 数学証明問題 / 教育工学 / 科学教育 / 中等教育 |
研究成果の概要 |
本事業では,中学校・高等学校の数学試験を対象とし,CBTにおいて証明問題を出題することを考えてその問題形式を開発し,生徒の思考力等を評価できるかという観点で評価する取組を行った。まず,CBTで提示する数学証明問題の要件を定義し,その定義に基づく問題形式の開発および実装を行った。その後,本学工学部学校推薦型選抜(旧,推薦入試)合格者および本学における質問紙調査入門講義の受講者を対象として,「選択式問題や数字のみを書かせる短答式問題」を出題したとしても,自由記述式と同じように論証能力を評価できるかどうかについて調査した。現時点で,本事業に関連する8件の学術論文にその成果をまとめて公表した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本事業の学術的な特色はCBTで実施可能かつ生徒の思考力等を評価できる証明問題形式を提案することである。学習者の到達度や能力を適正に評価するには,いくつかの選択肢から 「選ぶ」だけでなく,「考える」ことを評価し育成できる問題を提供することが重要である。一人ひとりに電子教科書を配布することが現実になりつつあるいま,学習者が電子教科書で証明問題を解き,教師やコンピュータが学習者の解答に対して迅速に採点・評価し,その結果をフィードバックできる必要性がでてくる。CBTで提示可能な問題を本事業で提案することにより,電子教科書において,ある程度自動採点可能な演習問題を出題することも可能になる。
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