研究課題/領域番号 |
17K01139
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 岩手県立大学 |
研究代表者 |
市川 尚 岩手県立大学, ソフトウェア情報学部, 准教授 (40305313)
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研究分担者 |
高木 正則 岩手県立大学, ソフトウェア情報学部, 准教授 (80460088)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 入学前教育 / eラーニング / プログラミング / 自己調整学習 / リメディアル / 学習支援 / プログラミング教育 / 教育工学 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,eラーニングによる入学前教育の効果的な手法や環境を構築・提案することにあった.(1)学習者が学習スタイル診断や学習日誌を通して,学び方の課題を見つけて改善することを支援するシステムの試作を行い,一定の効果を確認した.(2)情報(プログラミング)の学習に関する入学前教育として,プログラミングが得意な学習者をチューター役とした手法を提案した.学習者がプログラムを作成する履歴を記録し,チューターに履歴を提示して適切なフィードバックを促す学習環境を開発し,効果を確認した.(3)リメディアル教育全体の連携として,数学プレイスメントテストの結果を活用して,数学の授業を進めることができた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的な意義としては,入学前教育において, 生徒の学び合いを含めて自己調整学習の要素を取り入れて大学入学前に学習者自身の学び方に目を向けさせたり,プログラミングの学習において学習者(高校生)をチューター役とするような,入学前教育の実践手法や学習環境を提案したことである.社会的な意義としては,遠隔地に散らばる合格者を対象としたeラーニングによる入学前教育の事例を提供したことである.本事例は試作システムを利用してはいるが,考え方は他大学へも展開が可能なものであると考える.また,プログラミングについては,次期学習指導要領で議論されている初等中等教育の教育現場にも利用できる可能性がある.
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