研究課題/領域番号 |
17K01218
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
文化財科学・博物館学
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研究機関 | 神奈川県立生命の星・地球博物館 |
研究代表者 |
田中 徳久 神奈川県立生命の星・地球博物館, 学芸部, 館長 (60270691)
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研究分担者 |
勝山 輝男 神奈川県立生命の星・地球博物館, 企画情報部, 主任学芸員 (20214356)
木場 英久 桜美林大学, リベラルアーツ学群, 教授 (50221966)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 植物標本 / 地域植物相 / 生物多様性 / マキシモウィッチ / シーボルト / レッドデータ生物 / レッドデータ植物 / マキシモヴィッチ / サガミメドハギ / オオバメドハギ / シーボルド / レッドデータ / 博物館資料 |
研究成果の概要 |
海外の標本庫に所蔵されているマキシモウィッチやシーボルトらが日本で採集した植物標本から、生物多様性上、重要な標本を調査した。その結果、今では絶滅してしまった植物や文献上の記録のみがある標本を確認した。博物館の標本は、これまでタイプ標本などの分類学的に重要なもののみが着目されてきたが、その他にも過去に存在したことの証拠となる標本が多く存在することが示され、さらなる標本の利活用の可能性、重要性が明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本の植物研究の草創期に、日本で採集され、海外に送られた植物標本は、分類学的に重要な命名の基礎となるタイプ標本が重要視されて来た。しかし、それ以外にも、過去の良好だった時代の生物多様性の状況を示す、その時代にある植物が存在したことを示す証拠となる標本が多数含まれることが示された。また、そのことは博物館資料の重要性を改めて示す事例として重要なものである。
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