研究課題/領域番号 |
17K01228
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地理学
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研究機関 | 日本文理大学 (2019) 九州大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
池見 洋明 日本文理大学, 工学部, 准教授 (90380576)
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研究分担者 |
三谷 泰浩 九州大学, 工学研究院, 教授 (20301343)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 地形解析 / シリカフラックス / 九州北部豪雨災害 / 九州北部豪雨 / ベリリウム同位体 / プロセスモデル / 地形学 |
研究成果の概要 |
本研究は、渓流域における不安定土砂の分布と土砂移動メカニズムを解明し、一般化して、土砂災害ハザード(土砂災害を引き起こす自然現象)を時・空間的に評価・予測する手法を確立することを目的に、福岡県乙石川流域において地形解析、シリカフラックス解析を実施した。当初計画の斜面安定解析、宇宙線生成核種 10Beの分析については継続中である。これまでの結果、山地渓流のシリカフラックス解析は、地形解析との組み合わせにより、渓流域における土砂状況を評価する指標として有効であることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で提案する斜面の土砂分布の把握手法は、これまで困難であった自然斜面の安定解析の実現とその精度を向上させる。斜面で生じる崩壊は、土層など表層が移動して生じるものが多く、これまで様々な物理モデルが提案されてきた。しかし、重要なパラメータである斜面の土砂分布は不明であることが多く、安定解析では、一様な値として仮定される場合が一般的であった。本研究は、その土砂の空間分布を合理的に求める方法の可能性を示している。また、その結果として、渓流域の土砂災害ハザードの規模や頻度を明らかにできれば、渓流の下流に位置する地域の合理的な防災対策を支援するが可能になる。
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