研究課題/領域番号 |
17K01238
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地理学
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研究機関 | 奈良大学 |
研究代表者 |
海津 正倫 奈良大学, その他部局等, 特別研究員 (50127883)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 沖積低地 / 微地形 / 土地条件 / 自然災害 / 水害 / 地形分類図 / 液状化 / 旧河道 / 沖積平野 / 海岸平野 / 地形分類 |
研究成果の概要 |
近年,異常な降雨による著しい水害が頻繁に発生しており,これまであまり水害に遭わなかったような場所でも水害が発生することがある. 本研究では自然災害に関わる沖積平野や海岸平野の地形把握について再検討を行い,自然災害にかかわる土地条件の特性を検討するとともに,ハザードマップのもついくつかの課題に対して地形分類図の併用が水害リスクをきめ細かく把握する上で有効であることを指摘し,さらに,ハザードマップとともに地形の起伏をわかりやすく示す陰影起伏図をあわせて表示することによって一般の人々がハザードマップをより実感的に利用できることを示し,それらの活用促進についても提言した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
沖積平野や海岸平野における自然災害に関しては,これまで微地形分類にもとづいて土地条件図や治水地形分類図などが作られてきた.一方,近年ハザードマップが注目されているが,それらはそれぞれの自治体で作られていたり,流域を単位としているため,複数の図面を確認しなくてはならない場合もある.また,内水氾濫の発生しやすい場所や旧河道のような局地的なリスクの高い土地などの土地条件と密接に関わる状態が十分に表現されていない場合も多い.このようなことから,地域の防災を考える上でも地域における水害のリスクを把握するために地形や土地条件との関係をより詳細に検討してわかりやすく示すことが必要となっている.
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