研究課題/領域番号 |
17K01276
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会システム工学・安全システム
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研究機関 | 神奈川大学 |
研究代表者 |
片桐 英樹 神奈川大学, 工学部, 教授 (40325147)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 献立作成 / 数理最適化 / ファジィ理論 / 確率論 / ファジィ / 確率計画 / 食事献立作成 / 健康 / リスク / 確率 / 最適化 / 献立 / 数理計画 |
研究成果の概要 |
本研究では,栄養価のバランス,費用,単品同士の相性,出現頻度などの制約と目的と同時に,健康障害の発生リスクや専門家(栄養士)の知識・判断に含まれる曖昧さなどの不確実・不確定性を考慮した献立作成モデルを数理最適化やファジィ理論といった専門技術に基づいて提案した.東京都のある自治体における学校給食献立の実データを用いたシミュレーション実験を行い,給食経営管理の専門家(大学教授)や実際に献立を作成している栄養士から実験結果(献立)に対する評価を受けた.その結果,本研究での提案モデルで作成した献立に対して現場の献立作成者が少し変更を加えれば,十分に使用可能なレベルであることが示された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学術的には給食経営管理と経営工学(あるいはシステム工学や情報工学)との境界・融合分野の発展に寄与している.また,社会的意義としては,近年,健康な食事として和食や日本の給食に対する海外からの注目度は高く,日本の強みを活かしたサービス産業の発展と農林水産省が進める日本の食文化の海外展開につながる可能性を持っている.さらに,本研究の成果を発展させてソフトウェア化できれば,現場での献立作成が短時間で可能となり,栄養士や栄養教諭の働き方改革につながる可能性も有すると考える.
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