研究課題/領域番号 |
17K01285
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会システム工学・安全システム
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研究機関 | 防衛大学校(総合教育学群、人文社会科学群、応用科学群、電気情報学群及びシステム工学群) |
研究代表者 |
宝崎 隆祐 防衛大学校(総合教育学群、人文社会科学群、応用科学群、電気情報学群及びシステム工学群), 電気情報学群, 教授 (20546048)
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研究分担者 |
大山 達雄 政策研究大学院大学, 政策研究科, 名誉教授 (30134323)
諸星 穂積 政策研究大学院大学, 政策研究科, 教授 (10272387)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 探索理論 / ゲーム理論 / 警備ゲーム / ネットワーク阻止モデル / オペレーションズ・リサーチ / 数理計画法 / 危機管理 / 警備問題 |
研究成果の概要 |
警備問題解決のための数理モデルと解法ツールを開発した。具体的には、実際の施設警備に応用できるように、施設空間を一般的なネットワークで表現し、警備費用、警備人員といった限られた警備資源量の制約の下で、複数警備体制及びその帰属警備員の配置、犯罪人や密輸者,テロリストといった複数種の侵入者とその意図、さらには警備の一部情報が侵入者に漏れる等の侵入者の情報優位の状況や防犯カメラ等の情報利用に関する様々な考慮がなされた警備ゲームモデルを提案し、そのゲームの解として、警備員配備と緊急時における警備員派遣計画を提示する警備計画立案システムを開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
警備問題に対するこの数理的手法研究では、侵入者と警備側との対決問題としての警備ゲームと呼ばれる研究群と、マルウェアに代表される情報ネットワークでの悪意のあるエンティティの侵入阻止のためのネットワーク阻止モデルと呼ばれる研究群を組み合わせて、現実の施設警備において有限な警備資源の効果的使用を図る警備計画立案システムを提案した点に学術的意義がある。この科研費研究には様々な適用例が想像されるが、来る東京オリンピック・パラリンピックや大阪万国博覧会といった大勢の海外参加者が予想される大イベントを開催する日本においては、これらイベントの成功に役立つ計画立案ツールを提供できる。
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