研究課題/領域番号 |
17K01286
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会システム工学・安全システム
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
岩谷 靖 弘前大学, 理工学研究科, 准教授 (10400300)
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研究分担者 |
鳥飼 宏之 弘前大学, 理工学研究科, 准教授 (50431432)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 火災 / 消火 / 最適戦略 |
研究成果の概要 |
本研究では,消火活動において火源への消火剤の輸送方法を工夫することで消火効果を向上させる手法を検討した。ここで輸送方法の工夫とは,単に消火剤を一方向から定常的に火源に散布する訳ではなく,時空間的に分散して消火剤を火源に散布することを意味する。時空間分散散布が一方向定常散布よりも高い消火効果を有することを確認するとともに,消火過程の考察を基に,消火剤の相違による空間分散散布の消火効果の特性を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
火災は身近に起こり得る災害の一つであり,被害を軽減するための効率的な消火活動が常に求められている。少ない消火剤で短時間で消火できれば,火災の一次・二次被害を共に軽減できる。従来の多くの研究では消火活動の効率化として効率的な消火剤の開発・改良が行われてきたが,本研究では効率的な消火方法を検討した。同じ消火剤を用いる場合でも,その撒き方を変えれば消化能力も変化する。本研究では,時空間的に消火剤を分散散布することで消化能力が向上することを明らかにし,今後の消火活動を効率化するための指針を示している。
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