研究課題/領域番号 |
17K01291
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会システム工学・安全システム
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研究機関 | 横浜国立大学 |
研究代表者 |
熊崎 美枝子 横浜国立大学, 大学院環境情報研究院, 准教授 (70358430)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 過酸化水素 / 発熱分解反応 / 圧力発生挙動 / 化学工学 / 触媒・化学プロセス |
研究成果の概要 |
本研究では、過酸化水素の水溶液中での発熱分解反応、特に塩化物イオンが共存する条件下での銅(Ⅱ)イオンによる触媒反応において、反応開始から暴走反応に至る前に呈する一見緩やかな反応状態(誘導期)に着目した。 まず初期濃度や温度を詳細に変化させ圧力発生挙動を測定し、誘導期の発生する条件を見出した。その後、誘導期中の化学種の同定と酸性度の分析を行った。反応前から誘導期を経て反応暴走に至る変化を経時的に分析し、その結果をもとに、反応を意図的に進める手法や反応の進行を抑制する手法を見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
過酸化水素は化学工業における酸化剤のみならず、排水処理、土壌改良や食品工業での殺菌剤等、様々な分野で幅広く用いられている。その一方で過酸化水素は反応暴走によって爆発事故を幾度も発生させてきており、その反応機構の知見や制御方法の獲得は安全対策立案の上で重要である。本研究では反応暴走の回避策立案に結び付く結果が得られ、安全に資するものといえる。
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