研究課題/領域番号 |
17K01331
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
自然災害科学・防災学
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研究機関 | 福岡工業大学 |
研究代表者 |
盧 存偉 福岡工業大学, 工学部, 教授 (80320323)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 津波防災 / 遠距離画像計測 / 三次元画像計測 / 海面画像 / 霧影響の削減と除去 / 雨の影響の軽減 / 波の抽出 / 対応付け / 津波 / 三次元 / 画像計測 / 悪天候 / 遠距離撮影 / 波抽出 / 波対応付け / 雨 / 霧 / 遠方 / 波抽出と対応付 / 津波の画像計測 / 遠方海面の撮影 / 四次元画像計測 / 海の画像の波抽出 / 海の波の対応付け / 津波計測 / 到達時間予測 / 遠距離三次元画像計測 / 霧雨雪 |
研究成果の概要 |
悪天候における5~20㎞の遠方撮影画像から海面の三次元情報を取得し津波発生の有無及びその到着時間と規模を計測するために、悪天候モデルを構築し、線形透過率に基づく霧除去手法とガイドフィルタに基づく雨除去手法を提案した。また、最適ブロックOTSU法による波の抽出手法と、特徴ベクトル比較法とAI技術を融合した波の対応付け手法を提案した。計測対象領域自動追跡のため、カメラ旋回台の機械制御と画像の自動補正技術を融合するカメラ制御とパラメータ補正手法を提案した。 可視光カメラ2台と赤外カメラ2台を用いた実験システムの雛形を作って、24時間連続稼働実験が成功した。今後は津波画像計測システムの実用化を目指す。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
津波防災分野においては、津波の遠距離画像計測手法および計測結果に基づく到着時刻と規模推測手法を提案し、既存の津波観測装置の問題点を解決し、新しい津波防災システムの構築に寄与できると考えられる。 三次元画像計測分野においては、現在様々な領域で画像計測技術が実用化されているが、近距離の計測がほとんどであり、成功した遠距離の三次元画像計測技術は乏しい。本研究提案した5~20㎞程度の遠距離三次元画像技術は三次元画像計測の実用化において寄与できると考えられる。 システム制御分野においては、本研究提案した機械制御と画像計測制御を融合した2ループフィードバック技術は学術的な意味があると考えられる。
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