研究課題
基盤研究(C)
本研究の目的は、アルツハイマー病の病理進展、すなわち最初期のアミロイドβの沈着からタウ病変の形成、そして神経変性にまで至る過程を統合的に解析するMRI画像法を開発することである。そして、新規プローブShiga-X35を開発して、フッ素MRIによるタウイメージングを世界で初めて成功した。また、アミロイド病理とタウ病理を同時に解析するためのモデルの開発、タウ病理の形成量を変動させる遺伝子の探索を実施した。
アルツハイマー病の病理進展では、最初期にアミロイドβの沈着が始まり、次いでタウ病変の形成と神経変性が誘導されることが知られている。すなわち、個々の病理をそれぞれ解析するのではなく、統合して解析することでアルツハイマー病の病理進展の本質が理解できると推察される。しかし、これまでにそれを実現できる技術は開発されていない。本研究はアルツハイマー病の病理進展の理解に役立つ研究であり、将来のアルツハイマー病克服の一助となる成果が得られた。
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すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (10件) (うち国際共著 7件、 査読あり 10件、 オープンアクセス 9件) 学会発表 (13件) (うち国際学会 5件、 招待講演 1件)
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