研究課題/領域番号 |
17K01385
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生体医工学・生体材料学
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研究機関 | 科学警察研究所 |
研究代表者 |
秋葉 教充 科学警察研究所, 法科学第二部, 室長 (00370883)
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研究分担者 |
宗田 孝之 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (90171371)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 医用画像 / バイオイメージング / 非破壊検出 / レーザ / 蛍光 / 指紋 / 法科学 / 生物・生体工学 / 光物性 |
研究成果の概要 |
犯罪捜査の重要な証拠となる指紋について、様々な条件で保存された指紋の蛍光スペクトルの時間変化を定量的に評価し、指紋の付着時期の推定が可能かを検討した。最大2年間保存した指紋の蛍光スペクトルを測定し劣化係数を求めたところ、保存環境ごとに劣化係数に違いが表れ、指紋の付着時期の推定の可能性を示すことができた。さらに、レーザとハイパースペクトルイメージャを用いることで、古い指紋を可視化することができた。また、2つの重なった指紋を統計的手法を用いて分離することに成功し、指紋の活用範囲を広げることができた。加えて、指紋成分を分析し、指紋が経時変化するメカニズムの一端を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、指紋の付着時期推定の可能性が示されたことで、犯罪を立証する重要な手掛かりとなる可能性を示した。指紋の経時変化のメカニズムの一端が明らかになったことで、今後より精度の高い付着時期の推定が可能になるものと考えられる。 犯罪現場には複数の指紋が重なって発見されることが多いが、それらを個々の指紋に分離することで証拠として使用することが可能となり、これまで活用されていなかった指紋を活用できると考えられる。
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