研究課題/領域番号 |
17K01415
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医用システム
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研究機関 | 九州工業大学 |
研究代表者 |
坂本 憲児 九州工業大学, マイクロ化総合技術センター, 准教授 (10379290)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | マイクロ流路 / 検査・診断システム / 粘度測定装置 / 血球分離 / マイクロ・ナノデバイス / 血液粘度 / 細胞分離 / マイクロ流体チップ / microTAS |
研究成果の概要 |
医療費増加の大きな原因となっている生活習慣病の予防を目的とし、そのリスク要因である食後高脂血症を簡便に判定できる簡易血液粘度測定装置を開発し、患者のセルフメディケーションを支援する。本研究期間では血液1滴で全血および血漿の粘度測定を可能にするため、毛細管現象による送液および血漿分離が可能なマイクロ流体チップの研究のに取り組んだ。 本研究で試作したマイクロ流体チップにより、分離機構の研究を行い血漿分離可能な流路の作製に成功した。また、微量サンプルのポンプレスな送液を可能にし簡易測定が可能となった。ゆえに本研究期間において、微量のサンプルから血漿分離、簡易粘度測定が可能になり目的が達成できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
医療費増加の大きな原因となっている生活習慣病の予防を目的とし、そのリスク要因である食後高脂血症や糖尿病を簡便に判定できる簡易測定装置の需要が高まっている。そのため本研究では、マイクロ流路を用いた簡易測定チップを試作し、生活習慣病の指標となる血液粘度を簡単に測定する研究を行った。マイクロ流路を用いている事で、一滴の血液で粘度状態を把握することが可能であり、患者の負担は極めて低くなる。本研究により生活習慣病予備患者のセルフメディケーションが推進されると考えられる。
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