研究課題/領域番号 |
17K01430
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医用システム
|
研究機関 | 甲南大学 |
研究代表者 |
藤井 敏司 甲南大学, フロンティアサイエンス学部, 教授 (80271518)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
|
キーワード | アルツハイマー病 / アミロイドβ / 電気化学 / バイオセンサ / 早期診断 / 修飾電極 / インピーダンス |
研究成果の概要 |
本研究では、超高齢化社会を迎えた現在における喫緊の課題であるアルツハイマー病の発病リスクを発症前の早期に可能とする測定システムの構築に資する電気化学的バイオセンサの開発を目的とした。申請者らが開発した、発病の鍵を握るアミロイドβの凝集を促進するペプチドを固定化した修飾電極を用いて、アミロイドβ抗体を用いない安価な方法としては最高クラスの高感度な測定系を構築できた。しかし、目的とする血中アミロイドβの測定感度には達していないため、更なる高感度化を検討している。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
アルツハイマー病は、根本治療薬がないため、出来るだけ早期の発見が望まれるが、現状、有効な早期診断法は開発されていない。本研究で開発を目指す測定系は、健康診断の1項目として採用できるよう少量の血液から迅速、簡便、安価にアミロイドβを測定するものであり、開発に成功すれば、多くの人々のアルツハイマー病の発症リスクを定期的に評価できる。早期に発見することで、早期に対策をし、患者のQOLをできるだけ高く維持することが可能になると考えられる。
|