研究課題/領域番号 |
17K01482
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 常葉大学 |
研究代表者 |
熊田 竜郎 常葉大学, 保健医療学部, 教授 (00402339)
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研究分担者 |
梅村 和夫 浜松医科大学, 医学部, 教授 (40232912)
吉川 輝 昭和大学, 医学部, 助教 (90737355)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | stroke / recovery / exercise / 脳梗塞 / リハビリテーション / オリゴデンドロサイト / 運動処方 / 髄鞘 / 脳梗塞モデル動物 / 運動療法 |
研究成果の概要 |
脳梗塞後の運動療法は機能回復に関わるが、その神経学的な機序については良く分かっていない。我々は脳梗塞モデルラットを用いて、運動機能の回復と神経幹細胞からの細胞新生(特にオリゴデンドロサイト前駆細胞)を含む神経系の再構築における様々な運動処方の役割について検討した。術後の運動機能は二相性の回復経過を示し、各種運動処方の違いは後期に影響が強いことが分かった。また、BrdUを用いた標識実験により、この時期において、運動負荷法により神経細胞やオリゴデンドロサイトの前駆細胞の数を増加させる傾向があることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、中枢神経系の損傷後に内在性の幹細胞が新たに増殖分化する事が機能の回復に関与する事が見出され、潜在的な可塑性を引き出す重要性が示唆されている。このような神経系の再構築とリハビリテーションの関わりに関する知見は未だ少ない。我々は局在性脳梗塞モデル動物に対する様々な運動処方が運動機能の回復とオリゴデンドロサイトの前駆細胞を含む細胞新生に対する影響について調べた。身体機能と脳内での変化に基づく運動処方の在り方を考える上でのエビデンスを示唆できたと考えている。
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