研究課題/領域番号 |
17K01496
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 公立小松大学 (2018-2020) 公益財団法人東京都医学総合研究所 (2017) |
研究代表者 |
李 鍾昊 公立小松大学, 保健医療学部, 教授 (40425682)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 老年学 / 予測制御とフィードバック制御 |
研究成果の概要 |
予測制御とフィードバック制御の評価に基づいて高齢者の上肢の運動制御能力の変化を運動制御の観点から定量的に把握できる「高齢者の運動機能ナビゲーターシステム」を構築した。そして、20歳代の若者から70歳代の高齢者までを対象に「加齢に伴う脳の運動制御メカニズムの変化」を評価した結果、中年の年齢から予測制御が悪くなり、さらに高齢の年齢になるとパーキンソン病の症状であるmicrosteps成分が顕著に増加していることが確認できた。これらの結果は、我々の構築した「高齢者の運動機能ナビゲーターシステム」を用いて「加齢に伴い小脳の予測制御の低下や大脳基底核の機能低下」を定量的に分析できることを示している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
我々の研究は、人間の運動制御メカニズムに対して「人間の運動は予測制御とフィードバック制御によって行われるし、加齢と共にこの2つの運動制御器の精度や割合が変わって行く」ことを実験的に検証したことに学術的な意義がある。また、我々の研究から構築したデータベースに基づいて高齢者に対する運動機能障害の早期発見や神経疾患の予備群を特定できるシステムとして社会に貢献できると考えられる。
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