研究課題/領域番号 |
17K01499
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
上村 純一 名古屋大学, 医学系研究科(保健), 准教授 (70467322)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 体性感覚 / 脳磁計 / ネットワーク / イメージ / 固有感覚 / 脳機能結合 / ネットワーク解析 / ニューロリハビリテーション / 脳機能ネットワーク / 神経可塑性 |
研究成果の概要 |
短時間・単回の訓練実施によって生じる脳機能変化を、健常成人を対象に脳磁計を用いて検討した。まず、表在感覚想起課題、および固有感覚想起課題を作成し、課題遂行時には体性感覚関連脳領域間での機能結合と、課題非特異的とされている安静時ネットワークとの機能分離が生じていることを明らかにした。作成した課題を20分間、単回実施した前後では、1次、2次体性感覚野内の機能結合が特定の周波数帯域において変化することを明らかにした。本結果から、短時間・単回の訓練による脳機能変化を、ネットワーク解析により検出できる可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果は、単回訓練により生じる脳機能変化について、その脳領域と関係する周波数帯域を明らかにした点である。リハビリテーションにおいては、繰り返しの訓練により患者の機能・動作変容が生じる。そのためには、単回での訓練効果が脳機能において何らかの形で蓄積される必要がある。本研究成果はこの一連の過程機序について、関連脳領域と関連周波数帯域に関する基礎的知見を供するものである。特に、体性感覚障害に対する機能訓練について、効果的な介入検討に向けた将来の研究に寄与するものである。
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