研究課題/領域番号 |
17K01534
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
|
研究機関 | 新潟医療福祉大学 |
研究代表者 |
相馬 俊雄 新潟医療福祉大学, リハビリテーション学部, 教授 (40339974)
|
研究分担者 |
大山 峰生 新潟医療福祉大学, リハビリテーション学部, 教授 (10367427)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
|
キーワード | 下肢装具 / 体幹 / 歩行 / 加速度 / 身体動揺 / 脳卒中 / 片麻痺 / 動作解析 / 筋電図 / 関節モーメント / 体幹ベルト / 重心 / 歩行解析 |
研究成果の概要 |
一般的に脳卒中片麻痺(CVA)者の歩行能力向上には,プラスチック製短下肢装具(AFO)が広く利用されてきている.しかし,プラスチック製AFOは,歩行時の立脚相において,麻痺側下肢の膝折れ防止に役立っているが,遊脚相の振り出しには,つま先が地面に接触してしまい,転倒のリスクが高くなってしまう.そこで,2006年にオランダで体幹ベルト付下肢装具(CVAid)は,歩行時の立脚相だけでなく,遊脚相にも機能を発揮する装具として製作された.そこで,健常成人を対象として,CVAidを装着した歩行における立脚支持と遊脚制御機構について,力学的側面からCVAidの機能特性について明らかにした.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
脳卒中診療ガイドラインの装具療法において,CVAidは高い治療効果が期待できると紹介されている.しかし,その科学的根拠の背景となっている研究は希少である.そこで我々は,これまでに取り組んできた三次元動作解析のバイオメカニクス的手法を用いて,CVAidの機能特性について明らかにした.今回の結果から,健常成人を対象としてCVAidを装着した歩行において,立脚相に装具装着側へ身体重心が変位することが明らかになった.つまり,CVAidを装着した歩行では,CVA者の麻痺側下肢への荷重の促しに効果的であり,CVA者への装具療法として社会的意義は大きいと考えられる.
|