研究課題/領域番号 |
17K01535
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 常葉大学 |
研究代表者 |
縣 信秀 常葉大学, 保健医療学部, 講師 (00549313)
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研究分担者 |
伊東 佑太 名古屋学院大学, リハビリテーション学部, 准教授 (30454383)
清島 大資 愛知医療学院短期大学, 理学療法学専攻, 准教授 (80756370)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 筋損傷 / 超音波 / 筋衛星細胞 / 超音波刺激 / 細胞増殖 / リハビリテーション |
研究成果の概要 |
筋損傷を早期に回復させることはリハビリテーションにとって重要な課題である.超音波は筋損傷からの回復を促進させるツールとして十分に期待されるが,科学的根拠が乏しい.そこで,筋損傷からの回復のメカニズムを明らかにする必要がある.本研究では,筋衛星細胞の増殖を促進する超音波刺激の最適条件を検討し,HGFの関与について検証した.また,遺伝子改変が行いやすいマウスの筋損傷モデルの作製を試みた.その結果,超音波刺激による筋衛星細胞の増殖促進効果を,刺激強度が高く,照射時間率が大きい方が筋衛星細胞の増殖促進効果が高い傾向がみられた.また,筋損傷モデルマウスを作製することができた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで理学療法では,筋損傷に対してはRICEに基づいた処置を行うのがほとんどであった. また,超音波刺激の使用や処方に関しても,科学的根拠が乏しいため,セラピスト個人の経験に基づいて行われている.筋損傷からの回復を促進をする超音波刺激の最適条件が明らかになれば,効果的・効率的な筋損傷に対する新しい治療法の開発へと繋がる.また,超音波刺激による筋損傷からの回復促進のメカニズムが明らかになれば理学療法学だけではなく、スポーツや運動による筋損傷を扱う体育科学へも貢献することができる.本研究の成果は,その礎となるものだと考える.
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