研究課題/領域番号 |
17K01538
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 日本福祉大学 |
研究代表者 |
岩田 全広 日本福祉大学, 健康科学部, 准教授 (60448264)
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研究分担者 |
土田 和可子 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 生命工学領域, 研究員 (90610014)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 悪液質 / カヘキシー / 骨格筋 / 萎縮 / 肥大 / 温熱刺激 / 分岐鎖アミノ酸 / 栄養素 / ビタミンD / 代謝 / 栄養 / 悪液質(カヘキシー) / 骨格筋萎縮 / 骨格筋代謝 / 加温 / アミノ酸栄養 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、温熱刺激または分岐鎖アミノ酸投与が悪液質による代謝異常とそれに伴う筋萎縮の進行過程に及ぼす影響ならびにその作用機序を解明することであった。得られた研究成果として、(1)プレコンディショニング温熱刺激は、悪液質によって生じるタンパク質合成に関わるシグナル伝達系の不活性化およびタンパク質分解に関わるシグナル伝達系の活性化を抑制し、筋萎縮を抑制する可能性があること、(2)分岐鎖アミノ酸投与は、悪液質によって生じるタンパク質合成に関わる情報伝達系の不活性化を抑制し、筋萎縮を抑制する可能性があることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
積極的な身体運動は、非感染性慢性疾患の悪液質に由来する骨格筋機能低下の治療や進行予防に有効であるが、臨床で遭遇する患者の中には原疾患そのものの特異的な病態や二次的な廃用症候群などによって運動制限を有する者も多く存在するため、その代償となる治療法の早期開発が求められている。 本研究課題で得られた成果は、基礎的研究に基づくものであるが、寝たきり患者や体力が低下した患者であっても施行可能である温熱刺激、BCAA投与またはそれらを組み合わせた介入が、悪液質に由来する代謝異常とそれに伴う筋萎縮の予防・治療に有用である可能性を示唆している。
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