研究課題/領域番号 |
17K01544
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 順天堂大学 (2019-2021) 兵庫医療大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
森沢 知之 順天堂大学, 保健医療学部, 准教授 (80552512)
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研究分担者 |
高橋 哲也 順天堂大学, 保健医療学部, 教授 (00461179)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 高齢者 / 心臓外科 / 身体機能 / 予後 / リハビリテーション / 心臓外科手術 / フレイル / 予後調査 / 心臓リハビリテーション / 予後予測 / 多施設共同研究 |
研究成果の概要 |
高齢心臓外科患者の入院関連機能低下(入院中に身体機能が低下し、入院前の身体機能まで回復しない状態)の発生率は20%程度で、他の疾患と同等の発生率であった。高齢心臓外科患者の入院関連機能低下は中・長期の予後不良の独立した強力な因子であり、高齢心臓手術患者の入院治療において入院関連機能低下の予防は優先されるべきものと考えられる。 女性、慢性閉塞性肺疾患、術後リハビリテーション進行の遅れは入院関連機能低下発生と関連していたことから入院後できるだけ早く入院関連機能低下の危険因子を特定し、ターゲットを絞ったテーラーメイドのケア介入を行うことで入院関連機能低下の発生を抑制できる可能性がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでの先行研究で入院関連機能低下は高齢者の予後に関わる重要な因子であることは明らかにされているが、今回の研究の結果、高齢心臓外科患者においても予後を規定する重要な因子であることが明らかになった。本研究の結果は、高齢心臓外科患者の予後改善を目的とした新たな治療戦略を考える上で重要な資料になると思われる。
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