研究課題/領域番号 |
17K01563
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 滋賀医科大学 |
研究代表者 |
森川 茂廣 滋賀医科大学, 神経難病研究センター, 客員教授 (60220042)
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研究分担者 |
平井 慎一 立命館大学, 理工学部, 教授 (90212167)
王 忠奎 立命館大学, 総合科学技術研究機構, 准教授 (50609873)
山下 敬 滋賀医科大学, 医学部, 助教 (50758018)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 口腔ケア / 力覚センサ / 看護工学 / 力覚センサー / シミュレーター |
研究成果の概要 |
CTデータから、3Dプリンタで下顎骨と歯牙を別個に成型し、右側7本の歯根部と歯ブラシの柄に歪ゲージを設置、ブラシと歯の力を同時に記録できるシミュレータを製作した。歯科衛生士課程、看護学科、医系以外の一般学生のデータを収集したところ、歯科衛生士課程の学生では、被検者間のばらつきは小さく、短時間に規則的にブラッシングを行い,奥歯も前歯も均等に力がかかる傾向がみられ、教育効果を反映していた。更に、ブラシの運びや利き腕の違いなど、より総合的な評価を行うため、最終的に左右14本のすべての歯にセンサを置き、シリコンラバーの頬部モデルの中に設置したリアリティーのある口腔ケアシミュレータを完成させた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
口腔ケアは高齢者の全身状態やQOLの向上に欠かすことのできない重要な役割を持つ。しかし、これを施行する者の間に力加減や手技に差があり、適切な力加減の評価、客観的な基準は存在していないのが現状である。また、その教育、訓練においては、市販されているシミュレータは、主にその手順を学習するのが目的であり、適切な力加減や歯ブラシの動きを学習するものではない。今回、我々が開発した力覚センサを有する口腔ケアシミュレータにより、力加減を客観的に評価し適切な基準を確立する意義は大きく、また自分がかけている力をリアルタイムに可視化することは、教育・訓練においても大いに有効である。
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