研究課題/領域番号 |
17K01566
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
中島 康貴 九州大学, 工学研究院, 助教 (00632176)
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研究分担者 |
山本 元司 九州大学, 工学研究院, 教授 (90202390)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 転倒リスク評価 / 滑り転倒刺激 / トレッドミル / 加速度 / 動作解析 / 可動域 / COM / 安定性 / 滑り転倒リスク / 転倒刺激 / 回避動作戦略 / シミュレーション / 転倒リスク / 回避動作 / 転倒 / 転倒回避動作 / 動作戦略 / 拘束 / 医療・福祉 / リハビリテーション |
研究成果の概要 |
本研究では、転倒のリスクを安全かつ事前に提示可能なシステムの開発を目指して、屋外での摩擦が異なる路面状態での滑り転倒現象を再現したトレッドミルの歩行システムの開発と、実際の転倒回避動作に基づいた新たな転倒リスクの評価指標の確立を行った。特に転倒リスクの評価では、滑り転倒時の股関節角度を制限することで、戦略を分類する実験を行い、それぞれの戦略をもつ被験者では滑り転倒時の安定性、転倒リスクが異なる可能性があることを回避動作中のCOM位置と速度を用いたモデルから確認した。その結果、股関節の屈曲を戦略にもつ被験者は伸展を戦略にもつ被験者と比べて、安定性が低いことが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果は,転倒リスクを安全かつ事前に提示可能なシステムの開発に必要な要素技術である.今後開発するこのシステムが普及することで,これまで医師や専門家が事前に判断することが難しかった,個人の身体能力や転倒リスクを屋内で事前かつ安全に判断することができ,バランス能力等のどの指標に基づいた訓練手法が本人に最も効果的であるか選択し,提示を行うことができる.また,この成果は,ヒトの運動機能の定量化とヒトの運動に応じた機械の制御技術の確立に結び付き,超高齢社会に突入した我が国の多くの高齢者が安全また快適に生活ができるように機械やロボットでアシストする際の技術に応用が可能である.
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