研究課題/領域番号 |
17K01585
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
長尾 光雄 日本大学, 工学部, 教授 (90139064)
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研究分担者 |
見坐地 一人 日本大学, 生産工学部, 教授 (70552347)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
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キーワード | 変形性膝関節症 / 下肢バランス / 早期診断 / リハビリテーション / 関節の駆動パワー / 筋骨格数理モデル / ロコモティブシンドローム / 高齢者 / 運動器症候群 / 重心動揺 / 加齢 / 下肢 / バランス / 臨床 / 医療・福祉 / 老化 |
研究成果の概要 |
目的は変形性膝関節症の早期診断支援システム構築を目指した、簡便な方法の提案である。関節摺動面の信号は試作センサから数値化、関節周りの力学は筋骨格数理モデルで計算、および模型摺動試験で信号の同定を行った。中高齢者に対して、アンケート調査、膝関節の信号、身体バランス信号、および下肢アライメントを計測した。 病期ステージの臨床診断に対応する下肢のバランスとアライメント、および関節信号にはある程度の相関が見込め、これの力学的な検証も可能とした。変形性膝関節症の進行期推測、および予防や治療する方策の指標が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
【学術的意義】目的はロコモティブシンドロームの判別方法に変形性膝関節症の進展から推測する提案である。関節の変形量は立位の下肢アライメントの歪みに表れ、膝関節周りの剛性も低下するため、重心動揺と足底圧にはこの現象が投影される。さらに、関節面の信号から抵抗や剛性を推測して、変形性膝関節症の進展度が分かる。 【社会的意義】ロコモティブシンドロームの簡便判別法のため、計測は立位と座位の姿勢で行うのでストレスがなく、いつでもどこでも実施できるため、地域に広く普及し、ロコモティブシンドロームの予知予防になる。高齢者の歩行寿命延伸は、要支援や要介護の予防や進行抑制に貢献する。
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